ネットを検索していると、サウナの温度に関しての誤解が多いような気がします。それらが影響して、誤解されている方も思ったより多いような気がしてきました。
本サイトでもいくつかの記事でサウナの温度について触れていますが、下図を用いて、もう少しわかりやすく説明してみたいと思います。
サウナの中の温度はどうなっているか?
サウナの中をサーモグラフィーで表現したとすれば、左端にある帯のように床から天井に向かうにつれて連続的に温度が上昇する筈です。
大抵の方が体感されているように、サウナの下の方より、ベンチを登った上の方が温度が高く熱いのです。
温度計はどこの温度を計測しているか?
温度計は自分が取り付けられている位置の温度を測定しています。
従って、上図のようにサウナ内に3つの温度計があったとすれば、温度計1>温度計2>温度計3の順で示している温度が高くなります。天井が高ければ高いほど、天井付近の温度が高くなります。天井の高いサウナで天井に近い位置に温度計を設置したら、130度や140度を示す事もあるでしょう。
このサウナは何度?
さて、ここまでの話をご覧頂いてわかる通り、温度計の示している温度は、温度計がある場所の温度です。人がいられないような熱い場所に置いた温度計の温度を見て、
「このサウナは140度」
だから熱い!!みたいに表現することに意味はあるのでしょうか?
浴場市場としては、そういう表現方法に意味はないと思います。天井が高くなれば温度計の温度は高くなりますが、人がいられる場所の温度はどのサウナでも大して変わらないのです。
おそらくサウナ内に一つの温度計しか設置しない文化が「○○度のサウナ」という表現を生んでいると思います。
1つのサウナの中に、複数の温度計が設置してあれば、温度計毎に温度が異なる事に気づき、変な誤解はなくなる気がします!!
コメント